根管治療をしていると、偶発的に器具(ファイル)が折れてしまうことがあります。これは、金属疲労や過剰な力をかける事によるため、意図せずに折れて根管内に残存し、問題が起きない事もあります。ただ、一度根の先に炎症が起こると、その金属片を取り除き、根管内をキレイにする必要が有ります。
赤丸の歯に問題がありました。一つは被せ物が合っていない事、もう一つは根の先に炎症がある事でした。より細かく検査するために、レントゲンをもう一枚撮ると・・・
細く、長いファイルが残存していました。根の先に炎症がある場合は取らないと、炎症は引かないため、マイクロスコープを使用して取っていきました。
25倍に拡大しながら、細かく周りを削り、振動で取っていきました。長さは約5mmでした。
しっかり取れた事を確認し、最終的なお薬を詰めていきました。
この様に様々な場面で、精密な治療が必要になる事があります。
精密治療をご希望される方、しっかりとした治療を受けたい方、お気軽にご相談下さい。