歯科衛生士通信

睡眠中だけじゃない⁉️歯ぎしり食いしばり😬

歯ぎしりや食いしばりをすると顎が痛くなったり歯が削れてしまったり歯周病が悪化するなど、お口の中への影響が多く見られます。その歯ぎしりや食いしばりは主に睡眠中にするイメージがありませんか?実は、起きて活動している間にも歯ぎしりなどをしているのです。

💤睡眠時

⚫︎睡眠中、重力の影響で下顎は下方へ落ち込み、やや口があいた状態が保たれる。しかし、睡眠の深さの変化などにより筋が緊張して下顎の運動が生じることがある。
⚫︎60%の人に睡眠中1時間に2回程度の咀嚼をしているような運動が生じる。この運動の40%に歯ぎしり音が伴う。音がしない歯ぎしり、食いしばりもあるということ。
⚫︎原因は明らかになっていないことが多いが、遺伝的要因が強いとも言われ、それ以外にもストレスや睡眠時無呼吸など様々な因子が関与していると考えられる。
⚫︎対応としては睡眠中にマウスピースの装着をすることや、ストレス軽減、睡眠時無呼吸症候群の治療などがある。

👀覚醒時

⚫︎食いしばりはかなりの力で食いしばり続けているイメージだが実際はその力で食いしばり続けるのは困難である。しかし、その4分の1程度の力で噛むと、維持が可能である。それは「食いしばり」ではなく「歯が当たっている」状態である。その「歯が当たっている」状態のままにするのを繰り返す習慣性がよく言う「食いしばり」でもある。
⚫︎原因としてはデスクワーク中やスマホの操作時に俯く姿勢をとるため下顎が前に移動し、前歯同士がぶつかりやすくなるためや、ストレスや集中、緊張によって咬筋が活発になるためとも言われている。
⚫︎対応としては、歯の接触に短時間で気付いて自らその行動を止める習慣をつくること。例えば、自分でメモやシールなどの、視覚的なものやタイマーなどの音の合図で気づくようにするなど。

⭐️歯ぎしり、食いしばり、歯の接触などは健康に害を及ぼす場合のみ対応するべきなので、全てが悪いわけではありません

歯科医院でのホワイトニングとセルフホワイトニングの違いとは⁉️

「第一印象は出会って数秒で決まる」とよく聞きますね。ですので最初の笑顔と歯の白さはとても大切だと思います。ここ数年で『セルフホワイトニングサロン』をよく見かけるようになりました。そこでのホワイトニングと歯科医院でのホワイトニング、何が違うのかご存知でしょうか?今回は違いや特徴などについてご紹介します。

🦷セルフホワイトニング

サロンでのやり方(あくまで一例です)

①歯を磨く②開口器をつけてホワイトニングジェルを塗る③LEDなどの光を数分間歯に照射④口をゆすぐ

という行程をすべて自分で行います。

🙆‍♀️メリット

⚫︎歯科医院よりも安価

⚫︎着色汚れが多いと効果を実感しやすい

⚫︎痛みが出にくい

⚫︎差し歯についた着色汚れも取れる

🙅‍♂️デメリット

⚫︎着色汚れが取れて歯本来の色になるのみでそれ以上白くならない(差し歯の色も変わらない)

⚫︎国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士がいないので、サロンのスタッフは口の中を触れない為全て自分で行う

⚫︎虫歯や歯周病のある場合はホワイトニングジェルで刺激を受けてしまうことがある

🦷当院でのホワイトニング

従者がホワイトニングジェルを塗布し光を5分×3回照射する。

所要時間 初回1時間半(説明を含める)

2回目以降1時間

詳しくはスタッフまで!

🙆‍♀️メリット

⚫︎1回で白くなることが多い

⚫︎歯科医師または歯科衛生士が行うので虫歯や歯周病のチェックも出来る

⚫︎虫歯などが多い場合治療を優先し、ベストなお口の状態でホワイトニングできる

⚫︎歯科医師管理のもとで扱える薬剤を使える

⚫︎痛みが出た場合対応してもらえる

⚫︎ムラになりにくい

🙅‍♂️デメリット

⚫︎サロンより料金が高い所が多い

⚫︎しみ、痛みが出ることがある

⚫︎虫歯や歯周病がある場合はその日にホワイトニングできないことがある

❓結局、どっちがいいの❓

どちらのホワイトニングもメリット、デメリットがありますね。歯自体を白くしたいのであれば歯科医院でのホワイトニング(または歯科医院で扱っているホームホワイトニングジェルを用いたマウスピースでのホワイトニング)です。

着色汚れのみを除去して歯本来の色に戻したい場合はセルフホワイトニングサロンでもいいかもしれませんが、当院でも着色汚れ除去(エアフロー)3000+税で行っています。セルフホワイトニングサロンは初回5000円近くするところが多いので(筆者調べです…)着色汚れを落としたい場合も当院の方がお手頃かつ簡単な虫歯チェックもできるのでおすすめです🦷⭐️

音波ハブラシってどうなの?🦷🌟

近年、音波ハブラシ(電動歯ブラシ)はセルフケアとして注目されるようになっています。浸透率として海外では特にヨーロッパが総じて高く、約40%にも上ります。一方で、日本は5%前後とまだ浸透率が低いです。今回は音波ハブラシについてご紹介します。

音波ハブラシのメリット

⚫︎普通のハブラシよりも短時間で歯垢が取れる

⚫︎自分で小刻みに振動させる難しい操作をしなくてよい

⚫︎ブラシを付け替えることでさまざまな部位(舌や歯の間など)磨ける

◯デメリット

⚫︎高価である

⚫︎大きく重量があるので疲れやすい

⚫︎高齢者などによっては取り扱いが困難な場合がある

⚫︎慣れていないと振動が不快に感じたりする

◯向いている人

⚫︎普通の歯ブラシをうまく使えない

⚫︎歯ブラシが面倒

⚫︎ブラッシング圧が強い

⚫︎ワイヤー矯正中

⚫︎麻痺などで細かい操作が難しい方

⚫︎自分ではブラッシングができず介助が必要な方

❓音波ブラシと普通の歯ブラシだとどちらが綺麗に磨ける❓

→音波ブラシと普通の歯ブラシの歯垢除去率を比較したところ、どちらも除去率は同じでした。

❓普通の歯ブラシで上手に磨けないなら音波ブラシを使ってもダメ❓

→普通の歯ブラシで綺麗に磨けない人(手用低レベル)と上手に磨ける人(手用高レベル)が2種類の音波ブラシでの歯垢除去率を比べると普通の歯ブラシの技術とはあまり関係なく同じような値を示しました。ですので、音波ブラシは誰でも磨きやすいと言えます。

❓音波ブラシは動かした方がきれいに磨ける❓

→動かしても動かさなくても歯垢除去率にあまり違いはないです。

❓ブラシのヘッドの大きさは大きい方がよく磨ける❓

→大きいヘッドの方が2分間という短時間で比べると歯垢除去率はやや高いですが、4分間で比べると小さいヘッドの除去率が一番高いです。奥歯のほっぺた側の面など、歯ブラシが届きにくいところまで到達することができるので小さいヘッドがおすすめです。

歯ブラシはばい菌だらけ⁉️

歯ブラシを使い終わった後どうしていますか?水で洗うだけで濡れたまま放置する方が多いと思いますが、それだけですと歯ブラシは細菌だらけになるのです。お口に入れる歯ブラシが細菌だらけとはショックですよね。

歯ブラシを清潔に保つためには消毒する必要があります。なぜなら「細菌の繁殖を防ぐため」です。歯ブラシにはなんと1億もの細菌が繁殖していると言われています。口の中に入れるものなので清潔にしておきたいですが、水洗いだけでは限界があります。また、濡れたままにしておくとさらに細菌が繁殖してしまいますので、使った後はタオルで水気を拭き取り乾燥させましょう。

✨いろいろな消毒の方法

1.安全な消毒液を使用する

赤ちゃんがいらっしゃるご家庭なら哺乳瓶の消毒液「ミルトン」を使ったり、うがい薬の「イソジン」を水を入れたコップに数滴入れて歯ブラシを入れて振る。※イソジンの色や匂いがつく欠点あり

2.紫外線を使った除菌器

水洗いをした歯ブラシを入れるだけで除菌ができる

3.重曹水につける

水100mlを入れたコップに重曹小さじ1を入れて、歯ブラシを漬け込んでおく。※食用や薬用の重曹を使うこと

4.エタノールをかける

使用後水洗いした歯ブラシに吹きかける。次に歯ブラシを使うときにはよく洗い流してから使うこと。

⚠️消毒で注意すること

熱湯…消毒というと熱湯消毒を思い浮かべると思いますが、歯ブラシには向いていません。毛が傷んだり、もちが悪くなります。

漂白剤…まな板やふきんの消毒に「キッチンハイター」を使う人も多いですが、劇薬なので絶対に使わないでください。

歯ブラシの使い回し…家族や恋人と共有すると、細菌まで共有することになります。きれいに磨けている人でも1000〜2000億もの細菌がいると言われています。

アルコール…手洗いの後にアルコール除菌をする方もいると思いますが、アルコールは70%の濃度が維持できなければ消毒効果が期待できないそうです。

歯ブラシは月に一回のペースで取り替えましょう。しかし、月に一回替えていれば清潔というわけではないのです。消毒しなければ細菌は繁殖してしまいます。皆さんも歯ブラシを消毒する習慣をつけてみてはいかがですか?