歯科衛生士通信

全身の衰えはお口から👄💭

オーラルフレイルという言葉を知っていますか?「お口の機能の衰え」のことです。お口の機能が衰えると全身の老化につながるのです。

「フレイル」は「虚弱」という意味の「fraity」に由来しています。

💪フレイルの最大の原因は「サルコペニア」

サルコペニアとは加齢と栄養不良などにより筋肉の量が減る加齢性筋肉減少症のことです。これが進行すると基礎代謝量、消化エネルギーが減り、食欲低下により低栄養を招きさらなるサルコペニアを引き起こすという負のサイクルに陥ります。

👄オーラルフレイルは身体全体のフレイルの入り口👄

第一段階として、人とのつながりの低下や孤食などの社会性の低下が生じ、「心のフレイル」が始まります💔

第二段階では口の虚弱「オーラルフレイル」が身体のフレイルより先に始まります👄例えば、硬いものが噛めない、滑舌低下やむせやすいなど口腔機能の衰えを指します。

第三段階として「身体のフレイル」が生じ

第四段階の「重度フレイル」となり、これは生活に支障をきたします😷

👉家族などの普段接する人たちがオーラルフレイルを意識できれば第二段階で予防策に移ることができるので、オーラルフレイルは重要なサインと言えます❕

ご家族の中で、おじいちゃん、おばあちゃんの社会性、生活の広がりの低下、お口の中への関心の低下、鬱、歯の喪失などが見られる場合はフレイルの初期症状です。

普段の生活の中での会話や外出、食事の仕方や歯磨きなどの何気ない行動がいつもより元気がないというような変化に私たちが気づき、積極的に会話や食事、運動などをするという簡単なことで重度なフレイルを予防することができると言えます。

🍦肥満と歯🦷関係あるの?

👄お口は、健康の入り口と言われています。健康に良いものを食べようとしても、虫歯や歯周病などで痛みがあるとしっかり食べれませんよね。
とくに歯周病菌はお口の中だけでなく全身の健康にも影響があることが分かっています。
⚫︎アルツハイマー型認知症
⚫︎心血管疾患⚫︎関節リウマチ
⚫︎誤嚥性肺炎⚫︎糖尿病
⚫︎肥満⚫︎早産、低体重児出産 など。
このように全身疾患に関連すると言われています😱

😈歯周病菌が体内へ侵入するには
①血管から・・・歯周病が進行すると歯肉から出血します。出血した状態だと歯周病菌が血管を通って心臓や脳などに運ばれていきます。これにより血管そのものや身体の機能に悪影響を及ぼすと考えられています。
②口の中から・・・歯周病が進行すると、歯周病菌が増殖します。それを日々の食事や唾液などで多量に飲み込み続けることにより歯周病菌が腸内環境のバランスを崩し、バリア機能が低下するなどし悪影響を及ぼすと考えられています。

🍦暑い今の時期、特に気になる「肥満」
歯周病と肥満に関係があるのを知らない方が多いと思います。私も初めて知った時は歯周病菌がそこまで影響するとは衝撃でした。

マウスを使った実験で、歯周病菌が出す毒素「リポ多糖」をマウスの皮下に4週間連続して埋め込んだ結果、肝臓に脂肪が沈着し肥満へと結びついたそうです😱

逆に、肥満であると歯周病を悪化させることもわかっており悪循環となります。

🌀肥満から糖尿病、メタボへ
肥満になるとインスリンの分泌が少なくなり、働きが悪くなって糖尿病にも結びつきます。
そしてメタボリックシンドロームの危険因子は肥満です。「歯周病」は「肥満」をつくり「糖尿病」もつくります。そして「高脂血症」を生み出します。このようなメタボサイクルに陥ります。

🪥どんな病気も予防が大切
一度体調を崩すと明日にはすぐ元気に健康になるというのは不可能ですよね😷歯周病は進行すると骨が溶けてしまうので元にはもう戻りません。日々の歯ブラシ、フロス、定期的な歯科医院でのクリーニングで歯周病を今のうちに予防することが将来の自分自身の健康につながります。

フッ素の疑問👀

虫歯予防に効果的なフッ素入りの歯磨き粉を使っていますか?🪥

2017年にはフッ素濃度が1500ppm(従来は1000ppmまで。)配合しても良いと厚生労働省に認められ、手軽に高濃度のフッ素入り歯磨き粉が手に入るようになりました⭐️6歳未満は使用不可です。)

⚫︎Q.フッ素の濃度が高ければ高いほど虫歯予防効果が高いの?
A.成人の場合、1250ppm1500ppmで比べた際、1500ppmの方が虫歯が減少した。しかし2800ppm1500ppmを比べた際虫歯の数は変わらなかったそう。
14501500ppmの濃度の歯磨き粉はそれ以下の濃度より予防効果が高く、それ以上の濃度になっても予防効果は変わらない結果に
⭐️フッ素濃度が1450ppmの歯磨き粉の見分け方パッケージに必ず1450ppmと、6歳未満使用禁止と書いてあります。

⚫︎Q.フッ素入りの歯磨き粉を使っていれば虫歯にはならない?
A.毎日の歯ブラシ、フロスや歯間ブラシでしっかり歯垢が落とせていないと虫歯になるリスクは上がります🦷そして飲食のとり方にも気をつけることが大切。だらだら食いをしない、甘いものだけでなく炭水化物にも気をつけるなど

⚫︎Q.フッ素は体に毒じゃないの?
A.フッ素は地球上にある自然のもので、空気中や土壌、全ての自然環境に存在しています🐳海水には1.3ppmの濃度でフッ化物が含まれており、これは6億年前から変化していません。
日本の食品にも全てにフッ素が入っています。魚、肉、食塩、茶、ビールなど。知らず知らずの内に私たちはフッ素を口にしています🍖🐟🍻
しかし、フッ素にも適量があります。成人が歯磨き粉を1.5本以上丸飲みすれば中毒症(吐き気、不快感など)になります。これは食塩やお酒など、どんなものでも摂り過ぎは良くないのと同じ
虫歯予防の為にフッ素を使用することで、歯や骨以外の組織に何らかの障害が現れた証拠もありません。

⚫︎Q.お茶にはフッ素がたくさん入っていると聞いたが、飲みすぎるとフッ素の過剰摂取にならないのか?🍵
A.日本人はお茶をよく飲みますが、それによって諸外国と比べフッ素を過剰に摂取しているという証拠はありませんでした。魚をよく食べる国🐟ビールをよく飲む国🍻など、世界はさまざまですがそれらにもフッ素は含まれていますよ。

日本人の80%が歯周病🦷🩸どこの歯がなりやすい❓

こんにちは!歯科衛生士の飯野です😊

歯周病という言葉は歯磨き粉のCMなどでよく耳にしますね👂今日、日本人の30代〜の80%が歯周病になっていると言われています。しかし、自分自身が歯周病になっていると自覚されている方は少ないのではないかと私は感じています。歯周病と言われてまさか自分がと、びっくりされる方が多いです⚡️

国民病である歯周病、お口の中で特にどの歯が歯周病のリスクが高いのか紹介したいと思います🐿

🦷歯周病で歯がなくなる部位ランキング😱

1位 上の一番奥の歯(上顎第二大臼歯

2位 上の奥から二番目の歯(上顎第一大臼歯

3位 下の一番奥の歯(下顎第二大臼歯

4位 下の奥から二番目の歯(下顎第一大臼歯

5位 上の前から四番目の歯(上顎第一小臼歯)

6位 下の真ん中の前歯(下顎中切歯)

・・・つまり、歯周病のリスクが高いのは大臼歯ということがわかりますね🦷

🦷なぜ大臼歯のリスクが高い?🐿

前歯は根っこが1本ですが、大臼歯は2〜3本の根っこがあります。

その根っこは分岐部(歯の根っこが二股に分かれている部分)を有しているためそこに汚れが溜まりやすく、除去もとても難しいのです😢そのため歯周病になりやすく、進行しやすいです。

🦷歯周病の一番の悪者はだれ?👿

歯周病は歯垢(デンタルプラーク)という生きた菌の塊が一番の原因です。その歯垢が石灰化すると歯石というとても硬い汚れになりますが、これは死んだ菌の塊なので歯垢よりは歯周病への影響は低いです。しかし、綺麗でツルツルな歯に比べ、歯石のついた歯は歯垢がつきやすいので定期的に歯科医院の専用の機械でクリーニングする必要があります。

歯垢は柔らかく、歯ブラシやフロスで落ちます。しっかりと普段から歯ブラシ+フロス又はサイズの合った歯間ブラシを使い、歯垢を落とすことがとても大事なのです😊