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2016.09.11

9月9.10.11日のセミナー報告(歯の根の治療の大切さ)

上記のセミナーに参加してきました。

今日本の根の治療は世界に比べて、残念ながら遅れています。原因としては、日本の保険制度がある為、様々な壁があるためです。米国では歯の治療に保険は適応されないため、根の治療費は約30万円(日本では保険適応で3000円です)と高額です。その為、様々な治療器具を使用でき、時間も確保できます。日本では薬事法の関係上、米国の治療器具が手に入るのが数年遅れてくるため、使用することが難しいなど、様々な問題点があります。

ですが、保険治療においても出来る範囲内で最善の治療を行う為に私は、3年前に1年間ペンシルバニア大学の歯内療法(根の治療の最先端を行っている大学病院)の治療を講義と実習を行い学んできました。

その大学のシンポジウムが4年ぶりに東京で開催される為、参加してきました。

その内容を報告します。

①XP−endo finisher

歯の根の中をキレイにすることが根の治療の目的の一つです。ただ、複雑な為、完璧に感染物質を取り除くことができない事が分かっています。それをキレイにする事が出来る器具になります。米国で発売されたばかりなので、今後状況を見て取り入れたいと思っております。
</iframehttps://youtu.be/aRLyRfT3vvE

②神経をとった所を埋める材料が変わりつつある

上記のキレイにした根の中に細菌が繁殖しないよう埋める必要があります。現在日本では保険適応されないMTAという材料があります。この材料は様々な点で最適な材料と言われています。このMTAを使った材料が米国では数種類も発売されていますが、日本では入手できなかったり、入手できても高価であるため、ほとんど使用されていません。当院ではMTAを使用した治療も行っていますが、今後も最新の知識をとりいれていきたいと考えております。

③抜いてインプラントではなく、残す為の歯の根の治療が見直されている。

米国では根の治療費が高いなど、様々な日本との違いがありますが、残せる様な歯を抜いてインプラントをする事が近年までに多々ありました。日本では、インプラント治療が高額な事もあり、できるだけ残す治療が行われています。この事からも根の治療の大切さを感じました。

当院では、根の治療をしっかり行いたいと考えている方には、マイクロスコープを用いて保険外で治療を行わせていただいております。お気軽にご相談ください。

今後も、様々な事を学び患者さんへの治療の質の向上に、つなげていきたいと考えています。

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