唾液にはお口の粘膜の保護などいろいろな働きがあり、お口や歯をはじめ私達の身体全体を守っています。
■唾液が減ると虫歯や歯周病のリスクが高まる
唾液の量が減るとお口の中の洗浄作用が少なくなり、いつまでも食べ物がお口の中に留まってしまうのでエナメル質の脱灰が進んでしまいます。そして唾液に含まれる抗菌物質などが減ることによりお口の中が菌に弱くなるからです。
■なぜ減るの?
唾液は自律神経からの指令が唾液腺に伝わり、血液をもとにして作られます。唾液が少なくなる原因として、唾液を作る唾液腺が傷んでいること、指令を出す自律神経のバランスが乱れていること、血液をうまく運べていないなどがあります。
※薬の副作用なども原因としてありますが、自己判断で服用を中止するのは危険です⚠️
■唾液が減るのはどんな人?
圧倒的に女性が多く、8割を占めています。最近はストレスにより若年層にも増えていますがとくに更年期に集中しています。女性ホルモンの低下が口腔乾燥感と関連していると言われています。
■唾液を増やそう!
唾液を増やすには唾液腺の刺激をすることが有効です。よく噛むことにより刺激となり、自律神経が唾液分泌の指令を出すことにつながります。そして食事の前に唾液腺をマッサージすると効果があります。